どうも、サラリーマンこあらです。
現在、「FX 環境認識の定石（著者：Hiro）」を購入して勉強中して、その内容を自分なりに解釈中です。
今日は、「直近の相場は、現在の相場が継続する可能性が高い」という点について、ちょっと自分の考えを整理してみようと思います。
まず最初に認識すべきことは、未来の相場を予測することは不可能ということ。
未来の相場を予測しようとしても、相場に参加している人たちの未来の思考を読み取ることと等しく、絶対に無理。
ここで重要になるのが「現在の相場」。
現在の相場は、値動きを見るとどのようになっているのか把握することが可能。
そして、さらに重要なことは、現在の相場は「直近の」相場でも継続する可能性が高いという点。
絶対に続くわけではなく、あくまで「可能性が高い」というレベル。
でも、現在の上昇相場が１秒後にいきなり下落相場に転換するという可能性と、現在の上昇相場が１秒後にも上昇相場として継続する可能性を比較すると、おそらく、後者の方が可能性が高いと言うことができるはず。
そのため、現在の相場をきちんと把握して、直後に行うトレードに、その情報を反映させることは非常に重要になってくる。
「大きな相場の流れに乗ってトレンドフォローでトレードすることが重要」
これはよく言われることで、自分の頭に入っている。
そして、「大きな相場の流れ」というのが、ここで言う「現在の相場」のことだと思う。
現在の相場をしっかりと認識すること。
これが、トレンドフォローのトレードを行う上で、非常に重要になってくるはず。
ただ、ここで今までの自分の経験から、１つの疑問にぶち当たる。
「現在の相場」の定義とは？
現在の相場の方向感を認識したくて、これまでチャート分析を行い、ダウ理論を用いて高値と安値の切り上がりを確認して、「現在は上昇相場と言えそうだ」と分析しても、当たっているような間違っているような、何とも手ごたえの無い状況が続いている感覚がある。
例えば、上記の写真のような日足の場合。
ローソク足２～３本程度の上下の動きは考慮せず、ある程度はっきりと認識できるジグザクの波の動きを把握して見ると、「現在の相場」は上昇の流れに見えるが、それで良いのか？
それが「現在の相場」の方向感と言えるのか？
そもそも、これは日足の相場の流れを見ているという解釈で良いのか？
今回の書籍を読んでいると、なんか違う感じがする。
そういう、ある程度大きなジグザグの動きの話も出てくるけど、もっと細かく動きを見ている箇所もある。
そうなってくると、「大きな相場の流れ」というのは、いったい、何を指しているのか？
例えば日足チャートで、上記のように大きなジグザクの波が高値安値を切り上げて上昇の波を形成している場合。
流れは上昇で間違いなさそう。
ただ、大きなジグザグの波でも、上昇している部分と下落している部分がある。
そうなった時に、
「大きなジグザグの波が高値安値を切り上げている」かつ「ジグザグの波のうち、上昇している波の部分」だと「大きな相場の流れ」は上昇で間違いない気がする。
でも、
「大きなジグザグの波が高値安値を切り上げている」かつ「ジグザグの波のうち、下落している波の部分（押し目など）」では、「大きな相場の流れ」という環境認識的には、上昇なのか？それとも、下落なのか？
こういうことを考え出すと、結局、
「大きな相場の流れ」というのは、何を指しているのか？
「現在の相場」というのは、どれくらいの期間の相場の動きを指しているのか？
そもそも、表示している時間足のチャートで見るべき波の動きとは、どのレベルのことなのか？
が分からなくなる。
そういう感じで、現在に至っている。
そして、最終的には、
どのレベルでトレードを行うのかによって、「大きな相場の流れに乗る」場合の「大きな相場の流れ」の定義は変わってくるんだろうな、という結論に達する。（例えば、１分足でトレードをするときに日足の相場の流れに乗ろうとしても、あまり意味が無いはず。）
でも、どのレベルのトレードを行う場合、どのレベルの相場の流れに乗れば良いのか、分からない。
これはおそらく、複数時間足を分析するマルチタイムフレーム分析の話にも繋がっていく内容だと思う。
先ほど表示したチャート画像の波の大きさの場合。
これまでの分析作業の感覚から、日足の相場の動きではなく、それよりももっと上位の週足とか日足とかの流れを見ているような気がする。
だから、さっきの日足の画像の波を見て、方向感を見て、それよりも下位の４時間や１時間足でトレードしようとしても、「大きな流れに乗る」というトレードがうまく機能しない気がする・・・。
さっきの日足の画像の波を、日足の流れではなく、もっと上位の足の流れだと考えたらどうだろうか？
例えば、１時間足で見るさっきの大きさの波は、４時間足の流れ。
４時間足で見るさっきの大きさの波は、日足の流れを表していると考えながら、環境認識の作業をしてみたらどうだろうか？
